ニュースから企業業績や経済の未来を予測するSaaS型AIサービス「xenoBrain」の仕組み

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サービス概要

xenoBrain(ゼノブレイン)
予測対象: 企業業績、業界需要、素材価格
利用データ:ニュース、決算資料
利用事業者:事業会社経営企画、調達部門、営業企画、金融機関など
利用シーン:あらゆる企業評価・経済環境分析シーン
主要利用技術:自然言語処理

Forecast Tech研究所を運営する株式会社xenodata lab.が開発・運営する「ニュースから企業業績や経済の未来を予測する」xenoBrain とはどのようなサービスなのか、技術的な部分も含めてご紹介していきたいと思います。

xenoBrainとは?

 xenoBrainは、経済ニュースや決算情報に含まれる過去の経済事象の連関から企業の利益影響をAIが自動で分析し、業績予測を行うサービスです。世界中で毎日膨大なニュースがリリースされますが、AIを活用することで、そのニュースがどんなことを言っているか自動で抽出し、そこから発生する影響を予測しています。

 例えば、新たな通信規格として5Gサービスが始まるというニュースが出た時に、そのニュースが自社や競合企業にどのような影響を及ぼすかすぐにわかるでしょうか?5Gサービスが開始すると、データセンターの需要が高まる、データセンターの需要が高まると、光ファイバーの需要も伸びる。このように、膨大な経済ニュースを独自のAIで解析し、1つ1つの経済事象間の因果関係を特定することによって、ある事象が起きたとき、どのように経済や産業構造に影響を及ぼすのか、将来の予想に繋げるのがこのサービスです。

※プロダクトの詳細は動画でもご紹介しています、是非ご覧ください

どうやって将来予測を実現しているの?

 それを実現させているのが、特許取得済みの高度な自然言語処理技術であり、ゼノデータ・ラボのコアとなっている技術です。xenoBrain のニュース分析における自然言語処理では、ニュース記事の日本語文章の中から、経済事象に関する記述を情報抽出しています。この経済事象の抽出は、影響シナリオと結びつけるために、area (地域)、item(品目), element(エレメント), predicate(述語)といったラベルごとに、単語単位まで細かく特定する必要があります。 そのために、弊社独自の自然言語処理エンジンを開発、ニュース記事向けの高精度パターンマッチングをしています。

 これらの技術で過去10年間の膨大なニュース記事を解析し、文章から経済事象のつながりを構造化データに変換することで、経済ニュースの因果関係を可視化しています。また、もう一方で企業の決算資料の解析を行い、最新の情報から業績を左右するような要因(社内では「業績ドライバー」と言っています)を自動抽出する解析も行っており、両面で行っているニュース解析と決算解析を組み合わせる事で、今日起きたニュースがどのようなつながりで企業の業績にどのようなインパクトを及ぼすか、予測を実現しています。

今後の展開は?

①未上場企業、海外企業など解析対象の企業を拡大していきます
 来春には未上場企業40万社以上の企業信用調査レポートを解析対象に追加予定。業界初、未上場企業の将来動向を自動予測するサービスが実現します。

②ニュースが企業や経済に及ぼす影響を数値化
 現在は表記できていない、期間(短期・中期・長期)や確度の情報を追加し、より活用しやすい予測情報を提供します。

今後も進化を続けるxenoBrainにご期待ください!